産業革命から今まで地球の温度が1.1度上昇しているらしいのです。たった1.1度ですが夏は私が子どもの頃より確実に暑くなったように感じるし、春も秋も短くなったように感じます。台風の規模や雨の量など自然災害が確実に増えていて、広島も何回も大きな被害が出ました。聞き飽きるくらい毎年何回も「観測史上はじめての◯◯」を聞きますね。天気予報も黄色の注意報・赤の警報では表現しきれなくなって紫色の特別警戒警報が作られました。昔は赤で済んでいたことも済まされなくなったのです。今後紫の次の色が出てくる可能性も否定できません。たった1.1度ですが、人間に置き換えてみると、例えば平熱36.5度の人が1.1度上がると37.6度…微熱でだるくてやはりしんどいですよね。そこで対策をして平熱に戻せるか、体の不調を無視して変わらず動いて悪化させるかは全部自分次第で変わってきます。地球も同じです、ここで地球の不調に気付き対策をして戻していく方向に向けるか、今の自己中心的な考え方で自分さえよければいい、今生きてるうちに不便さが出なければいいと不調を無視して悪化させるかは、みなさん一人一人の行動にかかっています。

そしてこの今1.1度の上昇温度を2度以内に食い止めなければもう一気に歯止めが聞かなくなり、どう足掻いてももう止まることができず、あっという間に最大7度まで上昇する(気温上昇予測には諸説あります)とフランスの研究機関が出しているそうです。これをディッピング・ポイント(決壊点)と呼んでいます。では7度上昇とはそんな状態か。北欧の寒い寒いアナ雪のモデルになったノルウェーやスウェーデンやフィンランド、あの想像するだけでも極寒の北欧以外人は住めなくなり人類は滅亡するといわれています。このままのペースでこのままみんなが何も意識せず、変わらず、自分の利便性だけ求めて生活したならば、あと80年くらいで2度に到達する予想です。人生100年時代、我が子はまだ生きています。

2度にいく前に1.5度未満でなんとか食い止めたいと頑張っている人たちがたくさんいます。私も頑張っている人の一員になろう!とは思いませんでしたが(笑)「頑張る自分がかっこいい」のような少しナルシストスタンスで、合成洗剤はやめました。洗濯は石鹸洗剤、食器はアースおじさんたわし(ジュートたわし)か石鹸洗剤、シャンプーリンスも石鹸系。(湯シャンも一時期頑張りましたがなかなか続かなかったから無理はしない!)プラスチックフリーの生活にもまだまだ程遠いですが、ささやかなことからはじめました。誰でもはじめの一歩はあります。どんな偉大な人も最初はささやかな一歩だったはずです。「千里の道も一歩から」ですし「ローマは一日にして成らず」という言葉があるくらいです。ささやかかどうかは関係なく、踏み出すか踏み出さないかの違い。社会活動家の藤原ひろのぶさんが講演会でよく言われています。「未来の子どもらを守るために大人の選択肢は2択です。やるか、やるかの2択。つまり、やるしかない!」と(笑)2択じゃないじゃん!と思わずツッコミそうになりましたが、もう動くしかないということです。それくらい今人類は地球存続か滅亡かの分岐点に立たされ、選択を迫られているのです。

私は動きだしました。最初の方は娘に「ママ一人がやったところで、自分が頑張ったところで地球にとって何の意味があるの?」と言われました。あまりに地球の問題が大きすぎること、それに相反して自分の行いの小ささのギャップに絶望しての発言だったのでしょう。日々言葉で伝え、背中で示すことで少しずつは伝わっているかなと思います。息子はゴミ拾い散歩が大好きで「ママ!ゴミ拾い散歩に行こう!」とよく誘ってくれます。単に火ばさみを持ちたいだけなのかもしれませんが(笑)誘われたら絶対に断らないをモットーに、夕方遅くのとんでもない時間でも、休みの日の昼でも、絶対に断らず行っています。先日家の周辺を30分ほどゴミ拾いして、いつもならばペットボトルやお菓子のごみ、缶などでいっぱいになる袋が、タバコが数本しか落ちておらず、スカスカの状態で帰宅。「ゴミが少ないのはもちろんいいことと分かってるよ、でもね、せっかく出かけたのに空の袋を見ると少し残念な気持ちになるのは…おかしいよね。やっぱりない方がいいことだもんね!わかってはいるんだけどなぁ~」と心の矛盾を伝えてくれました。その気持ち分からないでもないですが(笑)しかしやはりゴミ拾いにでてゴミがないのが理想の街。息子も小さな体でいっぱい考えてくれて母は嬉しいです!春から年長さん!頑張ってね。

子どもの将来の夢をかなえるためにも、人類が生きていける地球で在り続けなければいけません。死活問題の中、生きるだけで精一杯、食べ物を探すだけで精一杯の地球では何の夢もかないません。みんながみんな全員賛同してくれないのはわかってはいますが、私の発信により今日から誰かひとりでも賛同してくれるならば、地球にとって昨日よりいい今日です!一人ではないので安心してください。より良い地球のために一緒に頑張りましょう!
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