ハンドメイドってなんだか、自分一人で黙々と作業するイメージがありますよね。確かに製作はそうかもしれません。共同作業ではないし、私も一人でひたすら早朝暗闇に没頭して作っていたりします。
では個人戦なのか?
答えはノー。私はチーム戦だと思っています。
なぜそう思うかを今日はお話したいと思います。
まず、私自身を振り返ってみます。私は娘が年長の時に初めて幼稚園バザーに商品を出店したのが始まりです。一人で商品を作ることはできる、けれど販売となると…勇気がでない。知識もない。興味はあるのに一歩が踏み出せない。そんなとき、仲良しママ友2人が「一緒に出店しない??」と声をかけてくれました!!もちろんOK!もう3人合わせて6人でグループ「Le lien」(ル・リアン)を結成。この名前もみんなで話し合って決めたお気に入りの名前。「人と人とのつながり、ご縁、絆」という意味。キッズ&大人アクセサリー、フェルト小物、子ども服、小物など色々なジャンルでひとつのお店に。
ディスプレイも全く分からなかったので元Francfrancショップ店員のメンバーがアドバイスしてくれたり、みんなでああでもないこうでもないと事前に集まり作戦会議、お釣りの準備や売上計算は元銀行員のメンバーがやってくれました。そしてバザーは大盛況。初めての出店は達成感でいっぱいでした。

それからのイベントも、情報通のメンバーがイベントの情報を持ってきてくれてエントリーしたり、お金はいつも元銀行員のメンバーに頼んでたし、商品もこんなのあったらみんな喜ぶんじゃない?こんなのあったらいいなというアドバイスをたくさんもらいました。私は発信係。発信ならまかせてーとInstagramなどのSNSで発信。机もテントも個人では持ってないので、屋外イベントとなると他のメンバーが持ってきてくれたし、自分が出れないときは商品を預かってくれたり、逆に他のメンバーが出れないときは預かってみたり。子どもと一緒に出店するときは店番と子どもを連れて遊ぶ係を交代したり。車を運転できない私は、商品がかさばるので自転車では到底運べず車を出してもらったり。とにかくとにかくみんなの力に支えてもらって出店してました。
イベントごとがまるで学生時代の文化祭の気分。みんなでお店やさん。楽しくて楽しくて、逆に一人で出店となると、寂しくて不安でお客さんとして応援にきてもらったりしました。おつりが足りない時には両替に走ってもらったり(笑)一人での出店時でさえ助けてもらっていました。

6人で発足した「Le lien」も今年で結成4年目、2人は県外に引っ越し、新たに1人入って現在5人。1人は飲食系に行ったので雑貨ハンドメイドイベントの方は実質4人で楽しんでます。出れるメンバーが無理なく出る、商品がある場合は預かる、などゆるい感じがいい感じ(笑)私の個人ブランド「Hana Fumi Handmade」、普段は一人でやってるイメージが強いかもしれませんが実は地グループに属しています。そして仲間がいなければ、絶対に今の自分はいませんでした。
私の尊敬する人の企業組合の理念。
「誰かのニガテは、誰かのトクイ」
大好きな言葉です。
完璧な人間なんて、世の中にはいません。そして、完璧に一人で全部やろうとすると苦しくなります。自分が苦手な部分は無理して頑張るのではなく、得意な人におまかせしたらいいのです。逆に、誰かの苦手は自分の得意だったりするのです。足りないものを補い合い、みんなの力でより強固なものにしていく。これって最強ですね!

私にも苦手なことはたくさんありますし、できないだらけだけど、でも、誰かの役にも立てる!と、自信を持っています。できないことに目を向けて劣等感を感じることは全くないのです。これからの時代は個が光る時代とともに、横につながるチーム戦だと言われています。縦の組織ではなく、横のチーム。人と人とのつながりが強い時代。
ハンドメイドは間違いなくチーム戦。本当に「Le lien」メンバーには感謝しています。今の私があるのはみんなのおかげ。

「Le lien」の意味。
人と人とのつながり、ご縁、絆。
心からありがとう。
そしてこれからもよろしくね。
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