今回は私がハンドメイド作品を作る上で、販売する上で常日頃意識していることをお話したいと思います。
保育士として勤務していた昔、子どもたちが毎日毎日していた遊びはおままごとでした。朝も夕方も自由保育のときは必ずセッティングしてあったおままごと遊び。子どもたちは飽きることなく毎日楽しんでいました。
おままごと(見立てつもり遊び)は想像力が育まれます。食べるつもり、料理するつもり、お母さんのつもり。日常生活や大人のまねごとをするのは成長する過程でとても大切なこと。さらに、お友達とすることにより、役割分担をしたり、ケンカをしながら協調性や社会性を身につけることができます。女の子も男の子もみんな大好きな遊びでした。おままごとの起源はなんと平安時代に遡ることができるそうです!古すぎてびっくりですね!
そんな子どもの身近にいつもあるおままごと。そのおままごとがプラスチックだったら、ちょっと無機質かなと。木製はいいものと分かってるけれどちょっと高価、そしてまだまだ2、3歳となると、投げ盛りの子どもたち。投げて当たると痛いですね。

フェルトはその分投げても安全、さわり心地もよく、口に入れても危険はないし、手洗いで洗えます。なによりあのふあふあ感があたたかい。フェルトの発色もきれいなので、視覚の刺激にもなるし、何色もあり自由に選べるので、より本物に近付けることができます。
そこが私もお気に入り!かわいい色で作ってらっしゃる方々もたくさんですし淡い色もとってもかわいい。きっと作る人の好みでしょうが、私が目指すのはリアルなおままごと。本物みたいな、でも本物すぎない子ども用玩具の要素を残した、自分だけにしか表現できない色の組み合わせで作品を作りたいと思っています。商品というより作品、一つのアートとしてとらえています。

「リアルさを追求しながら、驚きと感動と笑顔をお届けしたい」
これが私の理念です。
よく「食べれそう~!本物みたいー!」と言ってもらえますが、私にとって最高のほめ言葉!ありがとうございます。みなさんがそうやって驚いて下さると、心の中でしめしめと思うのです(笑)そう、大人も欲しがる、思わず手に取ってみたくなる作品を目指して作っています。なのでこれまたお客さんから「もったいなくて子どもに遊ばせたくない」「袋から出さずに飾っておきたい」と言っていただけるたびにうれしい気持ちでいっぱいになります。(あ、でもせっかくだから使ってくださいね(笑))
そしてせっかく購入していただけるのですから、残念な思いは決してしていただきたくない。私が細部までこだわる部分です。クロースアップ・マジックのように、至近距離で見られても大丈夫。縫い目に統一感を出し、手作りであって手作りでないような仕上がりに。どんなに接近されても堂々と胸を張れる、そんな作品を目指しています。自分の中にある完璧主義の個性がいい形で出されているかなと自分では思っています。

さらに、ハンドメイドはイベントなどの対面販売でないと実際にお会いすることはなかなかありませんよね。実際お会いした時にガッカリされたくない、「え、この作品こんな人が作っていたの…」と思われたくはない。いくら作品が素敵でも作ってる本人が残念な感じだと作品も一気に残念な感じに見えてくると思うのです。「この作家さんだからまた買いたい」「お会いできてよかった」「あなたの作る、この作品だから買いたい」そう言ってもらえるような人間を目指しています。
ウィズコロナのこれからの時代、オンラインがかなり流れできている時代。実際に会えることにプレミア価値をつけていく必要があるそう。会えることに付加価値を。そんな自分になれたらいいなと自分磨きを頑張っています。内面も外見も。そして私にしか作れないおままごとで世界を魅了していきたいです。
これからも皆さんに感動を体験していただくため、自分自身も楽しみながら作品を生み出そうと思っていますので、温かい目で見守ってください♡
いつも応援して下さりありがとうございます。

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